ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、胴が長く足が短く、しっぽがないことが特徴で、明るく活発で遊びが大好きな性格を持つ犬種です。
起源は12世紀頃にフラマン人の織物職人がウェールズに連れてきた犬と言われており、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの起源として知られています。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、イギリスのエリザベス2世も飼っていることで知られており、王室の犬としても有名です。
平均価格はオスが約31万円、メスが約31万円とされています。
出典：BUZZFEED / エリザベス女王が愛してやまなかった、歴代のロイヤル・コーギー犬を写真で振り返る
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの特徴
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは胴が長く足が短く、尾がないことが特徴的です。また、明るく活発で遊びが大好きな性格を持っています。
性格
彼らはフレンドリーな性格で、好奇心旺盛で社交的です。運動能力も高いため、活発な犬種と言えます。イギリスのリチャード１世からエリザベス女王まで、古くから王室の犬として愛されました。
一方、カーディガンと比較すると、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは落ち着きがあり、忠実で警戒心が強めな性格を持っています。
体型、毛色
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの体型は背が低く、胴が長い特徴があります。また、被毛の色はレッド、セーブル、フォーン、ブラック、タンなど、さまざまなバリエーションがあります。中には白が入るものもあります。
この犬種は断尾をすることが多く、そのため尾が短いのが特徴です。
飼い方
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの飼い方についてご紹介します。
しつけのポイント
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは頭の良い犬種であり、しつけは比較的容易に行えます。ただし、基本的なしつけのポイントを押さえておきましょう。
まず、早い段階から社会化を行います。ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは社交的な性格を持っていますが、他の犬や人に慣れるためには幼いうちから様々な場所や人間との触れ合いを経験させることが必要です。
また、一貫したルールを作ることも大切です。飼い主の指示に対して従順な性格ですが、繰り返し同じ指示を行うことで確実に理解させることができます。
食事について
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは食事に注意が必要な犬種です。適切な量の食事を与え、肥満にならないように管理しましょう。
高品質なドッグフードを選び、成長期や老齢期などライフステージに合わせた栄養バランスが取れた食事を提供しましょう。必要な栄養素をバランスよく摂取することで、健康な体が維持されます。
また、食事の時間や量を一定にすることで、規則正しい食生活を促すことも大切です。
日常のお手入れ
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの日常のお手入れについてご紹介します。
毛並みは短くて密度があり、比較的手入れがしやすいですが、一週間に１回程度ブラッシングすることで抜け毛の管理や被毛の艶を保つことができます。
爪切りや耳掃除、歯磨きも定期的に行いましょう。特に歯磨きは歯垢や歯石の原因となり、歯周病や口臭の予防になります。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークがかかりやすい病気と予防方法
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、特定の病気にかかりやすい傾向があります。その中でも最もよく見られる病気の一つは脊椎の問題です。ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの胴が長く足が短い体型のため、脊椎に過度の負担がかかりやすくなっています。脊椎の病気は、神経に圧迫を与えたり、歩行困難や麻痺を引き起こす可能性があります。
そのため、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの健康を維持するためには、脊椎に対する注意が必要です。定期的な獣医の診察を受けることで、早期に脊椎の問題を発見し治療を行うことが重要です。
他にもウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、皮膚病や目の問題になりやすい傾向があります。定期的なブラッシングや日常のお手入れをすることで、被毛と皮膚の健康を維持しましょう。また、目の周りの異常や充血が見られる場合は、早めに獣医の診察を受けることが大切です。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、平均寿命が12〜15年程度であり、健康寿命を延ばすためには適切なケアが必要です。
まず、適切な運動量を確保することが大切です。この犬種は活発で遊び好きなため、毎日の散歩や遊びの時間を確保しましょう。適度な運動は筋力の維持や肥満の予防に役立ちます。
また、この犬種は肥満になりやすい傾向がありますので、適切な食事量を与え、定期的に体重をチェックしましょう。過剰な体重は関節や脊椎に負担をかけることになり、健康問題を引き起こす可能性があります。
定期的な獣医の診察や健康診断を受けることで、病気の早期発見につながります。