以前飼っていたトイプードルもブリーダーから譲り受けた子でした。知人から紹介されたブリーダーから譲り受けた子だったので私は全く面識がありませんでした。
我が家に来たのはテディベアのような可愛い小さなトイプードル。元気な男の子でしたが耳をしきりに引っ掻いていました。ある日、耳の中を観察してみると、耳の中で何かがウヨウヨしてる・・・???肉眼では見えないものの、確かに耳の表面で何かがうごめいているのが見えました。私は耳の中の皮膚の表面をセロハンテープで採取し、それを二つ折りにして病院へ持って行きました。
「肉眼では見えないのですが、耳の中の皮膚の上で何かがウニウニとうごめいているんです」と伝えると、先生は顕微鏡にセロハンテープを置いて覗き込み、「あ〜、耳ダニですね。いますよ」と言って、ダニの駆除剤を投与してくれました。母犬に耳ダニが寄生していたんでしょう・・・との事でした💧
ミミヒゼンダニ(疥癬)
出典:彩り動物病院/彩りブログ
後から知ったんですが、耳ダニは人にも寄生するようです😱もしペットが耳を仕切に引っ掻く仕草をしたら耳をチェックしてみましょう。
特にプードルやトイプードルの子は要注意です。垂れ耳で耳毛が多い犬種ですので、耳の中が蒸れやすく外耳炎を起こしやすい犬種でもあります。
その後、ダニはいなくなったものの、慢性的に外耳炎にかかるようになってしまいました。それから13年生きましたが、病院から頂くお薬が全く効かず、外耳炎が良くなることは1度もありませんでした・・・。毎晩夜中に痒みが増すようで辛そうにしていました。とても辛かったと思います・・・
保護団体で里親募集していたチワワの子が外耳炎にかかっていて、私はキキ(愛犬チワワ:メス)に出会う前にその子の譲渡会へ行こうと考えていました。耳の写真を見て先住犬の子と同じ症状だとすぐにわかりました。
先住犬の子を治してあげられなかった事をずっと悔やんでいたので、インターネットで外耳炎について沢山調べたところ、病院でもらった耳の洗浄剤は全く効かないのにこれはとても効果があったという情報を得ました。先住犬の時に知っていたかったです・・・
以下で、ヒバ油を使った外耳炎や皮膚炎の治療とヒバ水の作り方をご紹介します。ワンちゃんの外耳炎や皮膚炎でお悩みの方の参考になれば本望です。
ヒバ水の効果
ヒバ水の効果は、外耳炎だけではありません。
・ヒバ油を使った外耳炎の治療
・膿皮症の治療
・涙やけ軽減
・防虫効果
・消臭効果
うちのキキはヒバ油を水で薄めたヒバ水であっても、その匂いが苦手だったようで耳の中をヒバ水を吹きつけたコットンで吹いてやると何度も何度も鼻を地面にこすりつけていました。それくらい犬にとって強い香りがしますが天然のものなので敏感肌の人も使用でき、ペットにも害がありません。
ヒバ油は犬だけではなく、人の生活にも役立ちます。ゴキブリやシロアリ避けに効果があり、殺菌・除菌効果があります。水虫や加齢臭にも効果があるとのことです。
外耳炎、涙やけや膿皮症の子にはコットンにヒバ水を含ませて拭いてやると良いそうです。皮膚炎など炎症がひどい時はヒバ水を吹きかけるだけで良いそうです。
私は、キキがカーペットの上でおしっこをしてしまった時なども、カーペットを洗剤で洗った後に匂いが残らないようにヒバ水を吹き付けています。
ヒバ水の作り方
水道水100mlにヒバ油を3~4滴程度加えてよく振ります。油と水は分離してしまう成分なので使用前に必ずよく振ってからにしましょう。
ヒバ油を無水エタノールに加えてから水と混ぜると油水分離がおきませんが、皮膚炎に使用するとエタノールがしみて痛がる場合があります。エタノールは使用せず、水と油のみ使用するのがベストです。
ヒバ油って何?
殺菌効果があるオイルといえばティーツリーオイルがよく知られているオイルですが、ヒバ油は知らなかったという人も多いのではないでしょうか?
ヒバ油とは、「青森ひば」の樹木のおが粉を水蒸気蒸留法で生成した油です。青森ひばは日本三大美林のひとつである良質で稀少な資源です。腐りにくい性質のためとても重宝されています。
ヒバ油には天然の「ヒノキチオール」が含まれています。このヒノキチオールはヒノキ全ての樹木に含まれているわけではありません。青森ひばの樹木に含まれるとても貴重な油です。
私はヒバ油をAmazonで購入しました。
オイルや作ったヒバ水は、遮光タイプのボトルで保存します。精油は光に弱く、光を浴びた途端に参加してしまい品質が落ちてしまうので必ず遮光タイプのボトルに保存しましょう。
コメント