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ペット供養・ペット葬儀の新しい形:選択肢豊かな供養方法と費用相場を徹底比較

ペットを飼う前に
この記事は約14分で読めます。
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はじめに

ペットは私たちの家族の一員として、日々の生活に多くの喜びや癒しをもたらしてくれます。しかし、愛するペットが亡くなった時、その喪失感は計り知れないものです。そして、そのペットをどのように供養するかは、飼い主にとって重要な決断となります。この記事では、ペット供養のさまざまな方法について詳しく紹介し、適切な供養方法を選ぶための参考にしていただければと思います。

<費用相場について>
幅広いペット供養方法と、それぞれにタイプがあり、施設によっても金額が異なりますため、相場を出すのが困難です。記載した相場に関しては参考までにご覧ください。

ペット供養・ペット葬とは?

ペット葬とは、ペットが亡くなった後に行う清めや葬儀です。また、ペット供養とは、葬儀から法要などの一連の行為を指します。ペット供養には、火葬後に遺骨を自宅に持ち帰って手元供養する方法や、ペット霊園での納骨などさまざまな選択肢があります。これらの方法にはそれぞれ特徴や費用が異なるため、飼い主の想いや事情に合わせて選択することが大切です。また、近年ではミニ仏壇やミニ骨壺、ペンダントに遺骨を納める方法、樹木葬や散骨など、多様なペット供養方法があり、インターネット霊園を利用して供養する飼い主さんも増えています。ペット供養に関する特別なルールはなく、家族の想いに合わせて最適な方法を選ぶことができます。

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ペット供養の伝統的な方法

火葬と埋葬

ペット供養の中でも最も一般的な方法として、火葬と埋葬が挙げられます。火葬は遺体を火で清める儀式であり、多くのペット霊園や葬儀会社で行われています。火葬後、遺骨は自宅で手元供養することもできますし、霊園の納骨堂に納めることも可能です。また、最近ではお墓を持たず散骨する人たちも増えてきています。

埋葬する場合

ペットの遺体は、一般廃棄物に分類されるため、「廃棄物処理法」に従う必要があり、むやみやたらに土葬することはできません。私有地以外の場所に埋葬すると、廃棄物処理法 第十六条「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」と定められているため、罰則の対処となります。

私有地であれば、埋葬は可能ですが、害虫や臭いが原因でお隣やご近所とのトラブルになる場合があるため、私有地であっても土葬場所の配慮が必要になります。

火葬する場合

火葬する場合は、民間の火葬葬儀業者に依頼するか、地方自治体へ依頼する事もできます。地方自治体では、動物用の火葬炉で火葬してくれる自治体もあります。辺骨や慰霊碑への納骨まで行っている自治体もある一方で、ペットの遺体は一般廃棄物とみなし、ゴミと一緒に焼却する自治体もあります。お住まいの市町村ホームページなどで確認しておくと良いでしょう。

費用相場(公営火葬場の場合)
  • 引き取り:4千円〜
  • 持ち込み:2千円〜

 

火葬葬儀社での火葬の費用はさまざまですが、ペットの大きさや選択するサービスによって異なります。

火葬には3種類の方法あり、合同火葬個別火葬立会個別火葬があります。それぞれ料金が異なり、合同火葬が一番安いプランとなります。

火葬方法の違い
下記3つのうち、合同火葬を選択すると辺骨がないため、その後の供養の形が大きく変わります。遺体の引き取り前にヘア(遺毛)を採取しておくと、ヘア・遺骨ペンダント に収める供養が可能です。
  1. 合同火葬は、その名の通り複数のペットと合同で火葬されるため辺骨されません。辺骨がないため遺骨は、散骨・合同墓・樹木葬(合祀)のどれかになり、飼い主さんの手元には何も残りません。
  2. 個別火葬は、個別に火葬してもらえるものの、飼い主さんは立ち会うことができませんが、辺骨が可能です。
  3. 立会個別火葬は、個別に火葬できる上に、飼い主さんがお骨を拾ってあげることができ、辺骨も可能です。
キキまま
キキまま

ペットを失った悲しみで、状況を冷静に判断できず、遺体が傷んでしまわないようにと火葬を急いでしまい、選択を誤ったと後になって後悔する飼い主さんもいます。絶望や後悔はペットロスを長引かせる原因になります。ペットの火葬方法は、ペットが元気なうちに考えておくと、ペットロスが長引いてしまうリスクを減らすことができます。

ペット火葬費用相場
  • 合同火葬:8,000円〜15,000円(※散骨をセットにしている業者もある)
  • 個別火葬:15,000円〜20,000円
  • 立会個別火葬:20,000円〜40,000円

※火葬にかかる費用は、ペットの大きさによって異なります。ハムスターなどの小動物の場合は、合同火葬で5千円~1万円、個別火葬は1万5千円前後、立会個別火葬は2~3万円です。

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火葬後の供養

火葬した後の遺骨は、どのように供養すれば良いのでしょうか?この章では、火葬後のペット供養について見ていきます。

遺骨の供養には、さまざまな方法があります。費用面では散骨が一番安く済みます。

  • 納骨堂に納骨する
  • お墓に納骨する
  • 合同慰霊碑などの合同墓に納骨する
  • 散骨する
  • 樹木葬に納骨する
  • 辺骨してもらって自宅で手元供養する

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

納骨堂に納骨する

納骨堂にもさまざまな納骨方法があります。

  • ロッカー型:コインロッカーのような形状の納骨壇
  • 仏壇型:縦型の仏壇がずらりと並んだ形式
  • ビル型:小さな箱型の棚に位牌を収めた形式をよく見かける。既存のオフィスビルやマンションを改装して収容しているためこの名がついている。
  • 墓石型:建物の中に墓石が所狭しとずらりと並んでいる
  • 位牌(いはい)型:棚に沢山の位牌がずらりと並んでいる
納骨堂の費用相場

<使用量・管理費>

納骨堂は、大きさや合祀タイプ、個別タイプによって違います。納骨堂は年間契約をするのが一般的で、使用料や管理費の相場は、1万円〜2万円です。仏壇がある場合は、2、3万円~5万円程度が相場になります。

<初期費用>

納骨堂には、ロッカー型や位牌型、仏壇型などがあり、タイプによっても費用が変わります。

  • ペット専用個別:1万円〜30万円
  • ペットと人が入れる納骨堂:50万円〜90万円
  • 合祀(ごうし)タイプ:1〜3万円

お墓に納骨する

お墓に納骨する場合もいくつか方法があります。一つは墓石を買って私有地に埋葬する方法。もう一つは霊園や寺院にお墓を設ける方法です。最近ではペットと人が一緒に入れるお墓が増えてきています。霊園や寺院のお墓は区画や大きさなどによって費用が異なります。

墓石を買って自宅にお墓を建てる場合ですが、法に触れてしまうのではないかと心配される人もいるかもしれません。しかし、ペットの場合は、一般廃棄物に分類されるため自宅にお墓を建てて納骨しても問題ありません。ただし、あまり立派なお墓を建ててしまうとご近所から不審な目で見られてしまう可能性があるため、あまり立派なお墓は建てない方が良いかもしれませんね。

墓地埋葬法(人間の場合)
第4条 埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。 2 火葬は、火葬場以外の施設でこれを行つてはならない。

自宅にお墓を立てる方法

①墓を置く場所を決める。日当たりが良く風通しが良い場所が良いでしょう。

②1mほどの穴を掘る。遺骨が露出しないようできるだけ深く掘ります。

③遺骨を骨壷から取り出して、綿など自然に返りやすいものに包んで安置します。

④掘った穴を埋めて墓石を上におきます。

墓石の選択

平置きの墓石は周りに草が生い茂って埋もれてしまったり、誤って踏みつけてしまう場合があります。高すぎる墓石は、倒れたり風に飛ばされて動いてしまう場合があります。ある程度高さや重量があり安定した形で、尚且つ献花しやすい墓石がおすすめです。

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霊園や寺院にお墓を置く場合

霊園や寺院にお墓を置く場合は、区画や墓石の種類、個別か合同かによって金額が異なります。また、この後説明する永代供養の有無や人とペットが一緒に入れる可否によっても変わります。人とペットが入れるお墓では高額になるケースがほとんどです。

納骨料は、1万円〜1万5千円が相場で、年間管理費は、数千円〜1万円が相場です。

また、墓石購入価格・据付費・運搬費等・設置手数料がかかります。

お墓の種類と初期費用相場
  • 個別のお墓:15万円〜30万円
  • 合同墓:5千円〜3万円

永代供養

永代供養は、お墓の継承者がいない場合などに、お寺や霊園が管理・供養するというものです。永代供養は、継承者や墓じまい(*1)を気にする必要がないため、近年では永代供養を選択する人たちが増えてきています。又、最近では、ペットと一緒に永代供養してくれる霊園や寺院が増えてきています。

永代供養は、遺骨を「合祀(ごうし)」するのが一般的ですが、(※合葬(がっそう)とも言われる。)合祀の方法には、2通りあり、1つは骨壺から焼骨を取り出して、血縁の有る無しに関わらず1か所にまとめて供養します。もう一つは、骨壷に収められた遺骨を1か所に納骨する方法です。

(*1)「墓じまい」とは、次の世代の継承者がいない場合や遠方でお墓参りができなくなった場合に、霊園や寺院からお墓を撤去することを言います。取り出したお骨は散骨で自然に返す方法を取ることが多いようです。近年では、人のお墓を墓じまいをする人たちが増えてきています。

永代供養の種類と費用相場
  • 合祀墓:5千円〜
  • 単独墓:10万円〜
  • 納骨堂:合祀5千円〜、個別1万円〜35万円
  • 人間とペットが一緒に入れるお墓:80万円〜
  • 樹木葬:5千円〜10万円
Q: 永代供養は、生涯にわたって家族に代わって供養してくれますか?
A: 33回忌(32年後の命日)までが一般的です。5年・10年など短期間で契約できる寺院・霊園もあります。
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近年増えてきているペット供養方法

自宅供養と手元供養

現代では、ペット供養の方法がますます多様化しています。その中でも「自宅供養」や「手元供養」は非常に一般的です。これらの方法は、火葬後に遺骨を家に持ち帰り、自宅で供養を行うスタイルです。自宅供養は、自宅でペットとの思い出を守り続けたいという方に最適です。供養のための仏壇やお墓を用意するケースも多く、家族の一員として永遠に寄り添うことができます。

また、ご遺骨やお墓がない場合など、インターネットを利用した供養をする飼い主さんも増えてきています。

ペンダントに遺骨を納める方法

さらに、遺骨や遺毛をペンダントに納めるという、少し特別な供養方法も存在します。この方法は、遺骨の一部や遺毛をアクセサリーとして作り、そのアクセサリーを常に身につけることで、どこに行ってもペットと一緒にいる感覚を味わえます。ペット霊園や専門業者でも提供していることがありますが、Amazonや楽天などで遺骨や遺毛を自分で詰めるタイプのアクセサリーを購入することもできます。デザインも多種多様で、個別のニーズに合わせた選択が可能です。

ヘア・遺骨ペンダント

樹木葬と散骨

最近では環境に配慮した「樹木葬」や「散骨」も選ばれています。樹木葬は、遺骨を樹木の根元に埋葬し、自然と共に眠る方法です。これにより、ペットの遺骨が自然に還り、木や花として成長する姿を見守ることができます。樹木葬にも合祀と個別があります。

散骨は、海や山など自然に遺骨を撒く方法で、墓じまいした人、故人の遺言、自然の中で安らかに眠ってほしいという想いなど、自由な形で供養をしたいという方に適しています。どちらの方法も、ペットが自然に還るという考え方に基づいており、エコフレンドリーな選択肢です。

樹木葬儀初期費用相場
  • 個別型:10万円〜30万円
  • 合祀型:1万円〜5万円
散骨費用相場
  • 粉骨料:5千円〜1万円
  • 海洋散骨:5千円〜1万円
  • 海洋散骨に立ち会う場合:10万円〜30万円
宇宙散骨費用相場

粉骨料:5千円〜1万円

  • バルーン散骨:30万円前後
  • ロケット散骨:30万円~270万円
  • 月面散骨:120万〜270万円

<関連記事>
散骨と墓じまいの新しい選択—未来の供養を考える

インターネット霊園・バーチャル霊園

インターネット上のペット霊園の利用は、合同火葬で辺骨もお墓もない飼い主さんや合同墓で個別のお墓を持っていない飼い主さんが利用することが多いです。インターネット霊園やバーチャル霊園は、お墓のお手入れやお墓参りの必要がなく、いつでもどこでも亡くなったペットを偲ぶことが可能です。また、費用がかからないのも魅力の一つです。インターネット霊園にも、さまざまな形があります。

・実在する霊園のライブ配信でお坊さんのお経を聞いて供養

・ウェブサイトにペットの写真や3D・イラストによるお墓を置き、献花機能(お線香やお花を手向ける)を搭載

・ペットを失った者同士のコミュニティサービスを搭載したSNS型霊園

・お墓の場所(地図)や故人のヒストリーを掲載して偲ぶ

当サイトでも、2024年5月に、ペットロスケアしながら供養ができる霊園をリニューアルオープンしました。

アメリカやヨーロッパなどの海外では、人間のインターネット霊園・バーチャル霊園が存在しています。

費用相場

無料〜数千円

 

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インターネットペット霊園に関するアンケート調査

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ペット供養に関する注意点と費用

各供養方法の費用比較

ペット供養にはさまざまな方法があり、それぞれにかかる費用が異なります。例えば、火葬の費用はペットの大きさによって変動しますが、一般的には数千円から数万円です。火葬後に遺骨を自宅に持ち帰って手元供養する場合、仏壇やミニ骨壺の購入費用が必要となります。これらのアイテムの価格は数千円から数万円と幅広いです。

一方で、ペット霊園で納骨する場合は、霊園の利用料や墓の管理費が発生します。個別にお墓を建てる場合、その費用は数万円から数十万円程度です。また、お寺で供養する場合、お寺の規模や提供サービスによって費用が大きく異なり、場合によっては100万円以上かかることもあります。各供養方法にはそれぞれ費用が異なるため、自分の予算や供養に対する考えに基づいて選択しましょう。

供養方法を選ぶ際の注意点

ペット供養の方法を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。まず、費用面については予め確認しておくことが大切です。霊園や寺院、納骨堂にお骨を収める場合、次の費用がかかります。また、墓石や位牌、仏壇によって値段が変わります。

  • 火葬料金
  • 粉骨料金
  • 辺骨料金
  • 永代使用料
  • 永代供養料
  • 骨壷購入費用
  • 納骨料
  • 墓石購入費用
  • 位牌購入費用
  • 仏壇購入費用
  • 墓石据付費
  • 墓石運搬費
  • 銘板彫刻代
  • 年間管理料

思い出に残る供養ができるよう、費用を含めた総合的なプランを練りましょう。また、ペット霊園やお寺を利用する場合、その場所の評判やサービス内容を事前に調査し、信頼できる施設を選ぶことが重要です。

また、手元供養や自宅での供養を選ぶ場合、遺骨をどのように保管するか、適切な仏壇や骨壺を選ぶことも考慮しましょう。アクセサリーに遺骨を納める方法を選ぶ場合は、日常生活への影響や紛失のリスクにも注意が必要です。キーホルダーなどカバンなどにぶら下げるものは、知らず知らずのうちに外れてしまうことがよくあります。できれば、指輪やネックレスなど肌に触れているものの方が紛失のリスクが減るでしょう。また、自分で樹木葬や散骨、土葬を検討する場合、その地域の規制を確認し、適切な手続きを踏むことも忘れないようにしてください。

ペット供養には特にルールはありませんが、家族の想いや供養に対する考え方に基づき、最適な方法を選ぶことが大切です。費用や利便性だけでなく、心から納得できる供養方法を見つけることが、ペットとの最後のお別れにおいて大きな安心感をもたらします。

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まとめ

自分に合った最適なペット供養方法を選ぶために

供養方法を選ぶ際には、それぞれの費用やメリット、デメリットをしっかりと比較することが大切です。ペット供養に特定のルールはありませんので、家族の想いやペット供養に対する考え方に合った方法を選びましょう。

キキまま
キキまま

ペットは家族の一員として大切に過ごしてきた存在です。その遺骨をどのように供養するかは、ペットへの最後の愛情表現とも言えますが、経済的な理由や病気による手術や通院を繰り返して亡くなったペットちゃんに多くのお金をかけてあげられなかったというケースも多くあります。そういった理由で、合同火葬を選択したとしても、ペットを愛していることに変わりはありません。自責の念に駆られず自分や家族にとって最適なペット供養方法を選び、ペットも飼い主さんも心から安らげる供養を実現しましょう。

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