犬を飼い始めるとまず最初に考えるのが食事。どんな体質なのか最初は分からないので本当に悩みます。できれば病気をしないように体に良い食事を与えたいところ。手作りの食事もたまには良いですが、毎日の食事となると栄養が偏ってしまうので、犬にはドッグフードが一番適しています。
ドッグフードは多くの種類があって、どれを選んだら良いか分からないという人も多いかと思います。フードには年齢に合わせた成分だったりカロリーだったり、それぞれに特徴があります。病気にさせないためには、体質や年齢によってフードを変えたり量を調節しなければいけませんし、何らかの先天性の疾患がある子はより厳選する必要があります。老犬になると消化吸収が落ちてくるので膵臓に負担をかけないフード(低脂質)に切り替えるなどの調節が必要です。
次の3点を中心に、コスト面、食いつきの良さ、機能面をプラスして総合的な判断でその子に合ったものを選ぶと良いでしょう。
- グレインフリー
- 脂質量
- 添加物不使用
ここでは、獣医師から評価を得ているドッグフードだけを厳選しました。Amazonや楽天の口コミでも高いレビューを獲得しています。下記の表は、ドライフードとウェットフードに分けています。主に小型犬用のフードになりますが、中型犬〜大型犬用のドッグフードも少しだけご紹介しています。
フードの紹介の後に、フード選びのヒントになる説明を加えているので参考にしていただけたらと思います。
小型犬用〜中型犬ドライフード
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品名 |
ミシュワン | オブレモ | ペロリコドッグフードアレカット | モグワン | カナガン | ペロリコドッグフードライト | ピッコロ |
形状 |
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単品価格 |
3,980円 | 4,830円 | 4,280円 | 4,280円 | 4,280円 | 4,280円 | 4,280円 |
味 |
カツオ 馬肉 チキン |
馬肉 チキン 鹿肉 まぐろ&たら 選べる4種 |
ターキー | チキン&サーモン | チキン/サーモン 選べる2種 |
チキン ダック 白身魚 |
チキン&サーモン |
粒の大きさ |
1cm以下 | 7~8mm | 1cm | 1cm弱 | 1cm弱 | 9mm | 9mm |
素材 |
馬肉 鶏肉 マグロ 緑イ貝 玄米・大麦 |
馬肉 鶏肉 鹿肉 まぐろ&たら (選べる4種)他、 玄米・大麦 大根 にんじん キャベツ |
ターキー サツマイモ 緑イ貝 アマニ りんご タピオカ |
チキン サーモン りんご ココナッツオイル |
チキン サーモン (選べる2種)他、 りんご にんじん ほうれん草 クランベリー 海藻 さつもいも |
チキン ダック 白身魚 生姜 ウコン ハーブ |
チキン サーモン さつまいも ハーブ |
栄養成分 |
オメガ3 乳酸菌 イヌリン ビール酵母 グルコサミン他 |
オメガ3 EPA 乳酸菌 カルニチン DHA カルシウム鉄分 ミネラル 各種ビタミン |
オメガ3 乳酸菌 αリノレン酸 グルコサミン他 |
オメガ3 NFE αリノレン酸 カルシウム |
オメガ3 カルシウム αリノレン酸 プラークオフ(歯垢予防) |
オメガ3 コンドロイチン グルコサミン ビール酵母 |
オメガ3 フラクトオリゴ糖 グルコサミン コンドロイチン MSM(有機硫黄成分) |
脂質 |
9.5%以上 | 9.6%~10.8%以上 | 9.5%以上 | 10%以上 | チキン15%以上 サーモン12%以上 |
8% | 15% |
健康機能 |
・関節機能の維持 ・腸内バランスを整える |
・涙やけ ・毛並み ・腸内バランスを整える |
・アレルゲンカット ・グレインフリー |
グレインフリー (穀物不使用) |
グレインフリー (穀物不使用) |
・低カロリー ・低脂質 ・グレインフリー (穀物不使用) |
・低カロリー ・低脂質 ・グレインフリー (穀物不使用) |
添加物 |
合成保存料不使用 着色料不使用 |
合成保存料不使用 着色料不使用 |
香料不使用 着色料不使用 |
香料不使用 着色料不使用 |
香料不使用 着色料不使用 |
香料不使用 着色料不使用 |
合成保存料不使用 着色料不使用 |
内容量 |
1kg | 800g | 2kg | 1.8kg | 2kg | 1.8kg | 1.5kg |
単品購入 |
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いつでも解約 |
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お届けサイクル変更 |
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口コミ |
食べやすい大きさと硬さ その他口コミ |
・食べやすい大きさと柔らかさ ・天然由来の酸化防止剤で安心 ・ちょっと高め |
・粒が小さくて食べやすい ・アレルゲンカットで安心 Amazonで見る |
・香りが良い ・よく食べる その他口コミ |
(サーモンの口コミ) ・食いつきがいい ・便の調子がいい Amazonで見る |
・よく食べる ・高級感がある Amazonで見る |
・よく食べる ・ちょっと高め Amazonで見る |
老犬で歯がない子でもドライフードを食べることは可能です。我が家のキキ(老犬チワワ:メス)は数本歯を失っており、硬いものは食べられません。ドライフードとウェットフードを混ぜて与えていますが、ドライフードはフードクラッシャーで細かくクラッシュしてから与えています。お湯や水に浸しておく必要がなく時短になるのでとても便利です。
Amazonで売られているペット専用フードクラッシャーは、下記の商品↓だけでした。
ウェットフード
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品名 |
カナガン | デビフ ささみ&レバーミンチ |
ウェルフー | ペトコト |
価格 |
3,440円 400g×3缶 |
3,669円 150g×24缶 1缶(180円前後)から購入可能 |
5,960円 (定期2回目〜) |
1,100円 (1袋150g2パック) |
味 |
チキン | チキン | チキン ポーク ヴェニソン 選べる3種 |
チキン ポーク フィッシュ ビーフ 選べる4種 |
素材 |
チキン さつまいも ブロッコリー りんご 緑イ貝 |
チキン 鶏レバー 鶏ささみ |
肉類 玄米 大豆 にんじん かぼちゃ |
肉類 にんじん さつまいも |
栄養成分 |
オメガ3 ビタミン類 ミネラル類 |
EPA DHA |
乳酸菌 オリゴ糖 ビール酵母 ビタミン類 |
オメガ3 ビタミン類 カルシウム ミネラル類 |
脂質 |
3%以上 | 7%以上 | 3.7%~4.7% | 18%〜20%以上 |
健康機能 |
低脂質 (消化器系が弱い子におすすめ) グレインフリー |
低脂質 (消化器系が弱い子におすすめ) グレインフリー |
低脂質 (消化器系が弱い子におすすめ) グレインフリー |
・グルテンフリー ・グレインフリー |
添加物 |
合成保存料不使用 香料・着色料不使用 |
合成保存料不使用 香料・着色料不使用 |
保存料・酸化防止剤不使用香料不使用 着色料不使用 |
保存料・酸化防止剤不使用香料不使用 着色料不使用 |
内容量 |
1缶400g | 1缶150g | 15袋入 1袋150g 小型犬2kgで1日1袋が目安 |
2袋入 1袋150g 小型犬2kgで1日1袋が目安 |
単品購入 |
2パックから選べる | |||
いつでも解約 |
定期なし | |||
お届けサイクル変更 |
定期なし | |||
口コミ |
ドライフードに混ぜるのがおすすめ。よく食べる。 Amazonで見る |
・とにかく余計なものが一切入ってない ・脂質が低いのがいい その他口コミ |
国産だから安心。よく食べる。ドライフードにトッピングしてる | よく食べる。ドライフードにトッピングしてる その他口コミ |
ウェットフードの保存方法
【豆知識】
缶のまま保存すると缶から微量のスズが溶け出しているので体にも良くないワン!小型犬が1度に食べる量は少ないので、大きい缶詰のフードは、小分けにして冷凍保存するのもおすすめワン!(次に食べる分を冷凍庫から冷蔵庫へ移しておこう!)
中型犬・大型犬用・多頭飼い向けドッグフード
なぜグレインフリー(穀物不使用)が良いの?
じっくり表を見てくれたみなさんの中にはふと疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
『穀物不使用・・・?犬の体には良くないの?』
人間は穀物を消化するアミラーゼという酵素を持っていますが、犬はもともと肉食系であることからアミラーゼをごくわずかしか持っていません。そのため消化器系の負担となります。又、犬の腸は短く、消化が良い動物性タンパク質が腸に適しています。加え犬は私たち人間のように穀物をすり潰すことができる歯を持ち合わせていないため、穀物を丸呑みして食す事になります。
そもそもアミラーゼって何者?
アミラーゼは唾液中に含まれる消化酵素です。
アミラーゼは穀物を即座に糖へ分解します。そして脳がそれを察知し、すぐさまインスリンを分泌するよう指令を出します。すでに血液中で待ち構えていたインスリンは素早く血糖値を下げます。このアミラーゼが遺伝的に少ない人がいます。アミラーゼをあまり持ち合わせていないと、取り込んだ穀物をすぐに糖へ分解できず、体内の血糖値が上がってからようやく脳が「早く血糖値下げて!」と指令を出します。そのため沢山のインスリンが分泌され太りやすくなってしまうのです。(インスリン=肥満ホルモン)
犬はアミラーゼをごくわずかしか持っていないため、同様に肥満になりやすくなったり、内臓に負担をかける事になるので、穀物の大量摂取は犬にとって害があるという事なのです。しかし、消化しやすい形状にして、肉類とバランス良く摂取すれば問題はありません。安いドッグフードなどは、こういった穀物を使ってカサ増しに使用されることがあるので、ドッグフードは厳選して与えることをおすすめします。
【豆知識】グレインフリーとグルテンフリーの違い。
グレインフリーは穀物を使用していないという意味でグルテンフリーは小麦・大麦・ライ麦を使用していないという事です。
代表的な穀物:とうもろこし、大豆、米、小麦、大麦、小豆などです。
脂質量について
脂質は犬には必要なのでしょうか?結論から言うと必要です。ですが、脂質量もまた個体に合ったものをチョイスする必要があります。
基本的に脂質が高いと消化吸収が落ちるため、消化器系が弱い子、膵炎になりやすい子、老犬などには負担が大きくなります。
しかし、摂取量が不足すると体重が減少したり、皮膚の異常(乾燥やそれに伴う炎症など)を起こす事があります。又、脂質はエネルギー源としての役割の他に全身の組織を正常に機能させる働きがあります。脂質が不足すると神経や細胞の生成が低下してしまうため、運動量が多い子や育ち盛りの子にはある程度の脂質量が必要になります。
良質な脂質として注目されているのが魚由来のEPAやDHAです。魚の脂質は酸化しやすいため同時にビタミンEの摂取をすることが重要です。
個体に可能な限り合った食事を与えるには、ドライフードとウェットフードをうまく組み合わせて調節するのが良いでしょう。
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