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【本葛(葛粉)】消化器系が弱い犬にも驚きの効果!

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葛湯は体を温めたり粘膜を保護するなど風邪をひいてしまった時など症状の緩和に使われることがあるのはご存知かと思います。実はこの民間療法は犬にも有効です。

我が家の愛犬キキ(チワワ)は消化器系があまり丈夫ではないようで、急性膵炎にかかってしまったこともありました。また、いつもと違うおやつや脂肪分が多い食べ物をほんの少しでも食べると決まってひどい下痢を引き起こします。

何かよい腸活はできないものかと調べて辿り着いたのが葛湯でした。葛湯を犬に与えても問題ない事を確認した上で葛湯のリサーチをし、吉野本葛が良いと情報を得た私は、さっそく吉野本葛をAmazonで購入し、下痢の症状が現れた時にいつものご飯少しと葛湯を多めにいれたものを与えてみました。すると腹痛が緩和されたようで午後には元気になりご飯をせがんできました。便の状態も2日ほどでよくなり、今では毎日の食事にも葛湯を混ぜるようにしています。(※あくまで民間療法ですのであまり長く下痢が続く場合は病院で診察を受けてください。)

この記事では、そんな本葛(葛粉)について詳しくご紹介します。

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本葛(葛粉)とは?

本葛(くず粉・葛粉)は、日本の伝統食であり、薬効もあることで知られています。本葛は、葛の根を粉砕し、水晒し法を行い、自然乾燥させたものです。そのため、根の粒子が細かく、食感がなめらかで風味も繊細です。

吉野本葛という特別な品種もあります。吉野本葛は、奈良県吉野地方で栽培される葛で、品質や効果が高く評価されています。

本葛の歴史と使用方法

本葛は、紀元1〜2世紀頃には既に中国で薬用として利用されていたことがわかっています。日本では、古くから民間療法としても使用されてきました。特に、風邪の初期症状やお腹の不調を和らげるために葛湯を飲むことが一般的でした。また、葛の花の煎じ薬や絞り汁も利用されていました。

現代では、本葛は料理やお菓子など幅広い形で利用されています。和菓子の材料や料理の濃厚なとろみ付けに使用されることがあります。また、健康食品としても人気があり、葛湯や葛入り飲料が市販されています。

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本葛の驚くべき効果

葛粉

本葛は、腸内環境の改善に効果があります。葛に含まれる成分が腸内の善玉菌の餌となり善玉菌を増殖させます。また、発酵の際に熱を発することで腸に良い影響を与え、腸内環境を整えます。腸内環境が整うと、消化吸収が正常に行われ、便通もスムーズになります。また、葛に含まれる食物繊維が腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便秘の予防にも役立ちます。

さらに、本葛にはイソフラボンという成分が豊富に含まれており、骨粗鬆症予防や更年期障害の軽減に効果があります。イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするため、更年期の症状を和らげる効果があるとされています。

乳酸菌は腸内の善玉菌であり、免疫力の向上や腸内環境の改善に重要な役割を果たします。乳酸菌入りの葛湯を摂ることで、更に腸の健康をサポートすることができます。

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片栗粉と本葛の違い

片栗粉と本葛(葛粉)は、料理やお菓子づくりに使用される澱粉の代表的な種類です。

片栗粉とは

片栗粉は、ジャガイモの澱粉やコーンスターチを原料として作られた粉です。主に中華料理でとろみをつけるために利用されています。また、料理やお菓子の仕上げに使われることもあります。

本葛(葛粉)とは

葛粉は、葛の根から採れるデンプンを精製したものです。和菓子や洋菓子の材料として使用される他、料理のとろみ付けにも利用されます。葛には体を温める効果があり、葛根湯などの漢方薬の原料にもなっています。

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片栗粉と葛粉は原材料が違う

片栗粉と葛粉は、いくつかの点で異なります。まず、原材料が異なります。片栗粉はジャガイモの澱粉やコーンスターチ(トウモロコシの澱粉)を原料としています。一方、葛粉は葛の根から採れるデンプンを精製したものです。

また、価格も異なります。片栗粉は一般的に葛粉よりも安価で入手しやすいです。そのため、予算が限られている場合や、手軽に代用品を使いたい場合には、片栗粉が選ばれることが多いです。

さらに、食感にも違いがあります。片栗粉は冷めるととろみが緩くなり、再加熱しても強いとろみが出ない傾向があります。一方、葛粉は冷めてもしっかりととろみがつき、再加熱してもとろみが失われず、食感が持続します。

また、用途も異なります。片栗粉は主に中華料理でとろみをつけるために使用されますが、コーンスターチは洋風料理やお菓子づくりに用いられることが多いです。一方、葛粉は和菓子や洋菓子の材料、料理のとろみ付けなど、さまざまな用途に使われます。さらに、葛粉には薬効があり、体を温める効果もあるため、風邪や胃腸の不調時にも飲むことがあります。

民間療法としての違い

葛粉は体を温めてくれますが、片栗粉は逆に体を冷やしてしまうため、片栗粉を葛粉の代用にすることはできません。また葛粉においても100%葛が使用されているものを選びましょう。

おすすめの本葛(葛粉)

吉野本葛(*)がおすすめです。吉野本葛は100%葛根の澱粉を使用されています。吉野葛は、50%ほどさつま芋の澱粉を使用しています。

(*吉野本葛 [よしのほんくず] とは、奈良県吉野地方でつくられる葛粉のことをいいます。)

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吉野本葛の伝統製法

吉野本葛とは、日本で生産される最高級の葛粉のことです。吉野本葛は、奈良県の吉野地方で栽培され、伝統的な製法で作られています。その品質の高さと美しい結晶のような粉は、多くの人々から高く評価されています。

吉野本葛の品質

吉野本葛は、吉野晒という伝統的な製法によって作られています。この製法では、生葛を水にさらして清める工程を繰り返し、葛が純白の澱粉となって沈殿するまで行います。その後、生葛を乾燥させて葛粉とし、約2ヶ月間自然の風が通る倉庫で乾燥させることで、吉野本葛の美しい結晶のような粉が完成します。吉野本葛は白くきらめき、質の高い葛粉として評価されています。

葛の栽培

吉野本葛を作るためには、まず優れた葛の品種を選び、良質な葛の根を使います。葛は秋の七草の一つであり、吉野地方の国栖という地域で栽培されています。葛はつる性の多年草で、根が葛粉に使用される部分です。

葛の収穫

吉野本葛の製法では、葛の根を収穫します。収穫時期は特に決まっておらず、葛が十分に成熟していることを確認した後に収穫されます。根の掘り起こし後、土やその他の不純物を取り除く作業が行われます。

葛粉の精製

収穫された葛の根は、葛粉にするために精製工程を経ます。まず、根を洗浄して土や汚れを除去し、細かな繊維を取り除く作業が行われます。その後、根を切り出して乾燥させ、乾燥した葛を石臼などで粉砕します。この粉末が、吉野本葛の主成分である葛粉となります。

吉野晒しとは

吉野本葛の最も重要な工程である吉野晒しでは、葛粉の品質を高めるために特別な処理が行われます。まず葛粉を水に浸し、清める作業を十日間で五回ほど行います。この工程によって葛が純白の澱粉に変わり、沈殿します。その後、生葛は切り出されて乾燥させられ、約2ヶ月間自然の風が通る倉庫で乾燥させます。こうして完成するのが、美しい結晶のような粉として評価される吉野本葛なのです。

吉野本葛の製法は伝統的な製法であり、丹念な作業と時間をかけて行われています。その結果、最高品質の葛粉が作られ、様々な料理や和菓子に利用されるのです。

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吉野本葛の現状

吉野本葛は、奈良県吉野地方で古くから製造されている伝統的な食材です。その品質の高さから、「吉野本葛は最高級品」とも称されています。しかし、現在の吉野本葛の産業は、一部の地域にとどまっており、生産量の増加や普及が課題となっています。

産業としての吉野本葛

吉野本葛は、吉野地方でのみ栽培・製造されています。そのため、生産地域以外ではあまり知られていないことが現状です。さらに、吉野本葛の製法は手間のかかる伝統的なものであり、近年は製造者の高齢化や後継者の不足も問題となっています。

吉野本葛の産業を継続し、さらに発展させるためには、生産地域の拡大や製造方法の簡素化が求められます。また、吉野本葛の魅力や利用方法をより多くの人々に伝えるために、情報発信や販路の拡大も重要です。

吉野本葛の伝統を守るために

吉野本葛の製法は、吉野晒と呼ばれる昔ながらの方法で行われています。これは、葛を水にさらし続けることによって葛が純白の澱粉となり、沈殿する工程です。この伝統的な製法を守るためには、適切な環境や技術の継承が必要です。

また、吉野本葛の普及においては、消費者教育も大きな役割を果たします。吉野本葛の特徴や製法、利用方法などを広く知ってもらうことで、吉野本葛の需要を広げることができます。

吉野本葛の伝統を守りながら、産業の発展と普及を図るためには、各方面の支援や連携が不可欠です。地域や関係者の協力のもと、吉野本葛の魅力を再発見し、未来への挑戦を続けていくことが求められます。

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まとめ

私は、リサーチをするまで本葛の存在を全く知りませんでした。リサーチをしていく中で、伝統を守り、こだわりの栽培・製法している葛の生産者さんに頭の下がる思いでした。葛粉で作った葛湯を口に含むとなめらかで繊細。明らかに片栗粉とは違います。沢山の工程を経て丹念につくられた葛粉に生産者の想いが感じ取れ、最高級と呼ばれる品質に深く納得しました。

飼い主さんもわんちゃんも食事に取り入れ一緒に腸活してみてはいかがでしょうか。

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